2007年10月2日(火) 豪華客船から貨物船へ (フレンチポリネシア タヒチ)

ホノルルからクルーズ船に乗って12日間。タヒチにやってきました!タヒチと言えば離島!クルーズでもボラボラ島、モーレア島に1日ずつ寄港した時に観光したのですが、「ボラボラ島にゆっくり滞在した〜い」という夢を叶えるべく、再びボラボラへ向かうことにしました。とはいえ、ここはフレンチポリネシア。世界屈指の物価高で、例えばインターネット等は通信速度が遅いのも関わらず、なんと1時間最低レベルで1,700円。ボラボラ島まで飛行機にでも乗ろうものなら往復で通常5万円前後もしてしまいます。

そこで私たちが選んだのは貨物船。フレンチポリネシアの島々をコンテナを積んで周っている貨物船が週に何便か出ているので、それに乗ることにしました。この貨物船、大きなコンテナを幾つも積むことが出来るのに、乗客定員はなんと12人のみ。数日前に予約の電話を入れたときには既に満席ということだったのですが、港に直接行ってコンテナ積み込み中のキャプテンに話してみたところ、「乗っていいよ!」とあっさりOKが。無事に貨物船に乗ってボラボラ島へ向かうことが出来ることになりました。

乗船前に他のお客さんが、そろってゴザを用意していたので、「そんなの要るの?」と聞くと「あったほうがいい」というので覚悟はしていましたが、この貨物船の乗客用のデッキはなんと屋外。辛うじて屋根は付いているけれど、下は木製のスノコ。そう、あの銭湯の更衣室や、お風呂場とかに引いてあるスノコだったのです。

豪華客船から貨物船へ。エアコンの効いたフカフカベッドから屋外のスノコへ・・・。毎日3食コース料理を食べ、アフタヌーンティーなどを楽しんでいたのが嘘のような気がしますが、これが意外にも乗ってみると新鮮!?ただ、18時間も乗っていたので、背中が痛いのは否めない・・・。それでも、ハネムーナーの聖地ボラボラ島へこんな貨物船で来る日本人も稀なのか、周りの乗客も船員もみんな親切で、綺麗な環礁を眺めながら幾つかの島々を巡る船旅はそれほど苦でもありませんでした。今日から再びバックパッカー的な旅行のスタートです。

 

 

3万トン以上もある大型客船から、こんな小さな貨物船へ。
コンテナの先には美しい環礁が!
これが問題のデッキ。ゴザ必携のスノコデッキは、背中が痛い・・・。

 

 

2007年10月23日(火) ストライキで大混乱のニューカレドニア (フランス領ニューカレドニア ヌーメア)

「天国に一番近い島」で日本では一躍有名なニューカレドニア。モデルになったウベアや一部離島以外はそれほどキレイじゃないという前評判は聞いていましたが、「とりあえず見てみよう」とやってきたニューカレドニアで、天国には程遠い、でもとっても貴重な体験をしてきました。

ニューカレドニアはフランス領。すっかり忘れ掛けていましたが、ちょうど去年の今頃、本国フランスを旅行中に突然のストライキに2回も巻き込まれたのを思い出しました。ストライキの精神は南太平洋でも健在のようで、ニューカレドニアで大規模なストライキに巻き込まれてしまったのです。

実はタヒチからニューカレドニアに来る便も2日遅れ。というのも、機材故障が発生して他社便をチャーターする予定だったらしいのですが、その会社がストライキになってしまったというのです。この時は航空会社の事情なので、用意してもらった5つ星のホテルで寛いでいれば良かったのですが、ニューカレドニアでのストライキは管制官と消防署のストライキ。航空会社理由ではないので、何の保障もありません(涙)。

今回のストライキは過去有数の規模を誇るらしく、「1日2便以外絶対に飛ばせない」というもの。当然重要度の高い日本便とオーストラリア便が優先で、他国へのフライトはいつ飛べるか見通しも立たないというのです。まして私たちがのる予定のバヌアツ便なんて、優先度はかなり低い。国内線航空会社のストライキも同時に行われていたこともあり、ニューカレドニア国内は大混乱。首都のヌーメアには足止めを食らって身動きを取れなくなってしまった旅行者が溢れかえり、桁外れに高い高級ホテル以外は全て満室状態。しかもここは北欧に匹敵する物価高を誇るニューカレドニア。宿に困り果てたバックパッカーが港の近くで野宿する光景もちらほらと見られる程でした。

 

私たちも突然のスト勃発で、1日は空港近くの中級ホテルに宿泊したものの、全くいつ出発できるかわからないという状況なので、一旦ヌーメアに戻ってはみたものの、空きがあって泊まれる宿は最低2万円弱。1泊だけならいいけど、いつまで続くか判らない状況に「野宿はイヤっ」と藁をもすがる思いであたったレンタカー屋で、最後の1台だった小型車を借りることができ、ヨットハーバーでシャワーを浴びながら「明日こそは」、「明日こそは」と2日間も待ちました。

そして、スト勃発から4日。「今日は飛べるかもしれないから」との航空会社からの連絡で期待を胸に空港へ。心配してくれたレンタカー屋の方が空港へ送ってくれたのですが、空港に着く直前に航空会社から電話が入り「今日もやはり飛べなくなりました」と絶望的なメッセージが。さらに悪いことに、その日以降は50台以上あったレンタカーも予約で一杯。非常手段にと調べておいたテントでも買って、郊外の無人キャンプ場で過ごそうかと覚悟を決めてヌーメア市内に戻りました。

 

そんな究極の状況で私たちに救いの手を伸ばしてくれたのが、レンタカー屋のフランス人経営者。レンタカーを借りただけの私たちとは数日前に出会ったばかりで、ほとんど見ず知らずに等しいのに、「なにも言わずに、とにかくウチへ来なさい。」と言ってくれたのです。とはいえ、それは申し訳なさすぎる。「テントを買うつもりだから大丈夫です」と断る私たちに繰り返し「とにかく来なさい」と言ってくれる経営者に涙が溢れてきてしまいました。

もしこれが逆の立場だったら私たちに「ウチへ来なさい」と言えたか?と聞かれたら、全く自信がありません。たぶん言えないというのが本音かもしれません。でも、「困っている人が目の前にいるのだから当然だよ」と笑顔で私たちを迎えてくれた、その損得抜きの気持ちが嬉しくてたまらなかったです。旅程がメチャクチャになり、予定を大幅に変更しなければならなくなって悔しかったストライキですが、ストライキが無かったらこんなに素敵な出会いも無かったと考えると、ちょっとストライキがありがたかったとさえ思えてしまいます。長いこの旅行の中でも特に印象に残った貴重な体験になりました。

 

 

2007年10月29日(月) 穏やかな人々が多いバヌアツ (バヌアツ ポートヴィラ)

長かったニューカレドニアをようやく飛び出し、お隣の国バヌアツへ。週2便しか飛んでいないバヌアツ行きが3便も続けてキャンセルになったこともあり、今日の便は当然満席。空港には真っ黒な顔をしたバヌアツ人でごった返していましたが、ようやく飛べるということでみんな笑顔。なんだかバヌアツ人っていい感じだなぁと思うほどの笑顔でした。

笑顔のバヌアツ人に親近感を覚えながら飛行機へ。最初は気にならなかったのですが、「なんか変な匂いが」となおに言われて、よくよく鼻に神経を集中してみると、なんだかきつい匂いが。よくよく観察して見ると、どうやら体臭らしいのです。それも強烈な程の。大げさに聞こえるかも知れませんが、飛行機の中に充満した匂いでポートヴィラに到着する頃には軽い頭痛に見舞われるほど。なんなんだぁ〜!?

 

失礼ながら、最初は体臭でびっくりしてしまったバヌアツ人ですが、滞在初日からバヌアツ人の親切さには嬉しくなることばかり。通りかかったトラックの運ちゃんが「バヌアツヘようこそ」って窓から叫んでくれたり、何か探してたりすると目の前まで連れて行ってくれて満面の笑顔で握手を求められたり、とにかく1度たりとも嫌な思いをしなかった気がします。こんな国はかなり貴重。ニューカレドニアのストが幸いして、当初4日の予定が7日になったのもかえって良かったかも知れません。

そして、バヌアツの海もかなり綺麗です。もちろんタヒチやモーリシャスとは違うけれど、バヌアツの海の良さは手軽さ。首都で国際空港のあるポートヴィラに面した海でも十分綺麗なのが嬉しいです。しかも、徒歩やミニバスで行ける範囲にいくつもリゾート島があって、たいていの島は船代がタダ。リゾート島の海にせり出したバーでビールでも注文すればビジターでも楽しめるシステムになっているので、安宿に泊まりながらもリゾートライフににた生活が出来たのもバヌアツならではでした。南太平洋の聞いたこともなかったバヌアツ。かなり気に入りました!

 

 

 
首都の海とは思えない程キレイ。
リゾートアイランドへ。プールサイドでビール♪

 

2007年11月2日(金) フィジーへ (フィジー ナンディ)

フィジーって聞くと、とってもリゾートちっくでクリーンな印象があるのは私たちだけではないと思います。フィジーを代表するヤサワ諸島や、日本人にも人気があるマナ島やトレジャーアイランドは写真を見るとリゾートの雰囲気満点。でもガイドブックを読んでみると、人口の過半数がインド系。歴史的にはモーリシャス等と同じように、サトウキビのプランテーションの労働力として連れて来られたのが発端となっているようですが、先住のフィジアンとの関係は悪く、暴動なども起こった経緯もあります。

そんなインド人ですが、フィジーに到着すると悪い意味でのインド人の洗礼が。いらない!と言ってもしつこく付きまとう客引き多数。さらには宿の送迎スタッフでさえ、宿のツアーデスクでツアーを売りつけようと、情報収集をしようとする私たちを妨害する始末。「ハイハイ、安いのね?あなたのところが。でも他も聞かなきゃわからないでしょ?」とあしらいましたが、せっかくのリゾート気分も最初から戦闘モードになってしまいました。

出足こそ悪かったフィジーですが、やっぱり海は素晴らしかった!それも期待以上だったので嬉しさ倍増といった感じでした。私たちは自分たちで手配をして、短時間でバウンティーアイランド、トレジャーアイランド、ビーチカマーアイランドの3島をアイランドホッピングしたのですが、海の見た目の色は私たち的にはタヒチやモルディブより好きな色だったし、水中もシュノーケルが楽しい島を選んだこともあり、かなり楽しめました。フィジーは日本からのパッケージ旅行も多いようなので、また来たいなぁと思っています。

 

 

2008年11月6日(火) 壁の無い家だらけ!サモア (サモア アピア)

サモア。南太平洋に浮かんでいる小さな島国ということと、タロイモが主産物なことくらいしか想像がつかなかったのですが、ルートにサモアを入れようと色々調べていくうちに、色々と珍しいものがあることをしりました。いくつか印象に残る珍しいものをここでご紹介したいと思います。

まずは、何と言っても『壁のない家』でしょう。空港から市内へ向かうバスからの車窓を眺めていると、度肝を抜かれる家々が。噂どおり、柱と屋根しかない!ファーレと呼ばれるその建物の中に、ソファーとテレビが車道からも見えているのにはびっくりでした。旧国会議事堂でさえ壁がないのにはもうびっくり!詳しい人に聞いてみると、これらのファーレは機能別に分かれていて、これはリビングのファーレ、これは寝室のファーレというようになっているそうです。あんなに電化製品が外から見えていて盗難は大丈夫なの?と思ってしまいますが、そこは南の島。特に問題はないようです。でも最近は、壁のある家が段々と増えてきてしまっているようです。

 

お次は、『木製バス!?』これもサモア独特で変わっています。木製と言ってももちろん、全て木製ではないのですが、トラックの荷台部分を改造したこれらのバスは、ピラーも屋根も木製。車内も木製の椅子なので、長時間乗っているとお尻がいたくなっちゃいますが、派手なペイントをしていて、なんだか可愛らしいバスです。悲しいことに、このバスも新たに導入することは禁止されてしまったらしく、今走っているバスが壊れてしまったら普通のバスに変わってしまうそうです。

その他にも、伝統的な社会制度も独特。人々はアイガという大家族制度にもと、酋長を中心に生活をしているそうです。旅行者がこの社会制度を目にするのは通行料と地代!レンタカーで国内を走っていると、突然ゲートで道がふさがれていたりして、目的地がその先にあると、通行料を払わなくてはなりません。その他、キレイな海だなぁと、その辺りに停車して海を眺めていると、「ここはうちの土地なので料金を払って下さい」とどこからともなく人がやってきたり。ちょっとびっくりしました。

 

色々と珍しい体験をしたサモアですが、海はやっぱりキレイ。私たちもビーチに建つ”壁のない”ファーレに滞在して、サモアを満喫してきました。

 

サモアも透明度が高い海!
これがファーレ。この中にマットレスを敷いて、寝た。
シュノーケリングも楽しい海。サンゴも元気だし、魚も沢山いた。
サモアをドライブしていたら、帰宅途中の学生に遭遇。窓を明けて手を振ると、「写真とって〜」と押し合いに。

 

 

2007年11月9日(土) トンガへ (トンガ ヌクアロファ)

「女性は太っているほど美しい」という話をどこかで聞いたことがあります。確かトンガだったような気がして色々調べてみましたが、中々調べがつかず、現地でも何人かに尋ねてみましたが、パッとする回答が得られず断念。でも、一説ではガリバー旅行記の巨人の国のモデルはトンガだといわれているらしく、体が大きいことはトンガの特徴のひとつになっているようです。

体の大きさを気にしながらトンガに入国して辺りを見回しても、特筆するほど大きな体の女性はなかなか見かけません。ポリネシア圏をしばらく旅行してきたから”大きい女性”に目が慣れてしまったのかもしれませんが、それにしてもそれほどではない。あきらめ掛けていたのですが、最終日に市場でようやく発見!しかも市場はなんでもデカイ。この写真は、市場で見かけた特大のイモと女性ですが、こんなのが見たかった〜。

トンガでもレンタカーを借りて、首都ヌクアロファがあるトンガタプ島を一周。王家の墓、バシリカ教会、巨石文化の遺跡ハァモンガの三石塔(写真:右)、キャプテンクックの上陸記念塔、ホウマの潮吹き岩、ポリネシアンショー等々、一通りの有名観光地を見てきましたが、何が一番印象的だったかというと、やはり最後に見た市場の特大野菜と女性たち(笑)。

 

 

 

   
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