2007年5月29日(火) ギアナ3国へ  (ガイアナ ジョージタウン)

ギアナ3国の北にあるガイアナの首都ジョージタウンへやって来ました。南米でもっとも南米らしくない場所、ギアナ3国。旅行者の間では見所が無いことで有名なギアナ3国ですが、3国の一番東にある仏領ギアナから入り、スリナム、ガイアナと旅行をしてみて・・・やっぱりこれといって目立った見所が無かったのが現実です。そんなギアナ3国ですが、各国とも特徴があって、観光地こそないものの、私たちには色々と面白く感じられました。

まずは仏領ギアナ。ブラジル国境の町オイヤポケから小さなモーターボートで国境を越えると、背が高い黒人がいっぱい。ちょっとビビリながらも近づいていくと、「ボンジュール、ムシュ」と。あ〜、ここはフランスなんだ、と改めて感じた瞬間でした。フランスの海外県という位置づけの仏領ギアナはれっきとしたフランスの一部。もちろんATMでお金をおろすと、ちゃんとユーロ紙幣が出てきます。首都のカイエンヌでは、ブラジルで知り合った仏領ギアナ在住のフランス人に色々と案内してもらい、真っ黒な砂の海岸や古い町並みを見て周ったり、仏領つながりなのかベトナムのフォーが食べられたりと、南米のフランスを楽しんできました。

次はスリナム。これまた今にも沈みそうな小船で国境を越えると、死肉に群がるハイエナのように20人位の黒人がドーっと寄ってきて、私たちのバックパックを強引に自分のタクシー乗せようと、喧嘩が始まりました。いきなり印象の悪かったスリナムですが、普通の人々は穏やかで優しく、なかなかいい感じです。それもそのはず、ここスリナムは人口の37%がインド系移民。世界各地でインド系の人々に親切にしてもらった経験がある私たちにとって、インド系の人々はなんだかほっとする存在です。その他インドネシア系も15%、中国系2%と全人口の半数以上がアジア系が占める国なので、一番嬉しかったのが食事です。夕食はインドネシア料理のナシゴレン、ミーゴレン。朝食に中華で餃子を食べて、昼食はインドカレーとナン。「あー、アジアの食事っていいなぁ」と久しぶりのアジア食三昧に感激しました。

食事はすっかりアジアのスリナムですが、オランダが旧宗主国だけあって、町並みはオランダを彷彿させる古きヨーロッパ風。真っ白に塗られた木組みの家々はとても絵になる風景で、この暑ささえなければ、もう少しのんびりと町を散策したくなる風景でした。

ギアナ3国最後のガイアナは旧イギリス領。南米唯一、公用語が英語なので何をするにも便利なのですが、雰囲気はアフリカそのもの。インド系が過半数を占めているはずなのですが、なぜか町で見かける人々はほとんどが黒人で、大声で怒鳴りあったり、殴り合いの喧嘩が目の前で始まっちゃったりと、その治安の悪さが理解できるような光景があちこちで繰り広げられていました。

そしてクラクションをうるさく鳴らし、町を暴走している乗合バスのハイエースはなんだかケニアやウガンダで見かけたマタトゥのよう。アフリカの国民食ウガリこそ見かけませんでしたが、南米のアフリカといった雰囲気でした。

でも、一見迫力のある人々も、ちょっと話しかけたりすると黒人特有の人懐っこさを持った人々も多くて、アフリカを懐かしく感じながらガイアナを楽しんできました。

この後はブラジルに戻って、アマゾン川の旅を楽しんでから、南米最後の国ベネズエラに向かいます。

 

 

2007年6月7日(木) アマゾン川の船旅  (ブラジル アマゾン川)

アマゾン川。世界最大の流域面積を誇るだけでなく、支流の数、水量も世界一。・・・といっても分かりにくいのですが、例えば、河口の幅はなんと240km!(東京〜名古屋の直線距離が約260km、北なら東京〜福島までの直線距離が240km) そして水深の一番深いところは91m!さらに、あまりの水量と流出物の多さで、河口から320kmの沖合いまで海水の色や塩分濃度までもが違っているというから、やはりアマゾン川はすごい川なんだと実感します。

ギアナ3国を訪れる前に、1泊2日のアマゾン川の船旅を楽しんだのですが、「なんだかもっとアマゾンを体験したいね」と1泊2日のアマゾン川流域を巡るジャングルツアーに参加。さらにマナウスからサンタレンまで片道2泊3日の船旅を往復。合計1週間以上アマゾン川周辺を旅してきました。

ジャングルツアーは、”緑の地獄”とも表現されるぐにゃぐにゃと入り組んだアマゾンの支流をさかのぼり、カヌーに乗ってピラニア釣りをしたり、野生のナマケモノを見たり、夜にはワニ狩りに行ったりとなかなか楽しいツアーでした。

その後2泊3日かけてマナウスからサンタレンへ。アマゾンの定期船はすごく面白く、3階建て位の小さな船の1階と2階に乗客がびっしりとハンモック張って乗船します。その光景はアマゾン川ならでは。今回乗船した船は3食付きだったので、ご飯の時間になると「ぴぃぃぃっ〜」と笛が鳴り全員集合!地元の人々に混じりながらご飯を食べるのはなかなかいい経験でした。ブラジル人は明るく陽気で、片言のポルトガル語で交流するのもなかなか楽しいです。

船旅自体は一見退屈なのですが、何箇所か寄港する小さな町や、沿岸の家々の様子、手漕ぎのボートで物を貰いに寄ってくる子供たち、寄港地ではないところでボートを横付けして乗り込んでくる人々、アマゾン川を航行する巨大な貨物船など、アマゾン川流域での生活そのものを垣間見ることが出来ました。

この船旅でブラジル旅行も終わり、ベネズエラに向かいます。

 

マナウスの魚市場で見かけた世界最大の淡水魚ピラルクー。最大でなんと2.7mにもなるらしい。フライを食べたが、とても美味しかった。
ピラニア釣り!肉片を餌に釣り上げる。
マナウス港の様子。



船内にはびっしりとハンモックが張られている。
途中、小船を横付けして乗り込んでくる人々。
トレーラー用の大型コンテナを何十台も積んだ貨物船。

 

 

2007年6月11日(月) 世界一の落差、エンジェルフォール!  (ベネズエラ エンジェルフォール)

世界三大瀑布と言えば、ナイアガラの滝(アメリカ、カナダ)、ヴィクトリア滝(ジンバブエ、ザンビア)、イグアスの滝(ブラジル、アルゼンチン)があまりにも有名ですが、高さは一番落差のあるヴィクトリア滝でも105m程度。ナイアガラの滝にいたっては50m程度しかありません。でもベネズエラにあるエンジェルフォールは、その落差なんと979m!あまりの落差に、落下の途中からは霧になってしまい、滝つぼが無いというからすごいです!治安がすごく心配で迷ったベネズエラですが、エンジェルフォールにはやっぱり行きたい!とベネズエラに入国。

ベネズエラのシウダーボリバールから6人乗りのセスナ機に乗ってカナイマという村へ。そこから小さなボートに乗りかえ川をさかのぼること2時間。秘境ムード溢れる船旅を続けると、テプイとよばれる1,000mもあるテーブル状の山が見えてきて、その一角から流れ落ちるエンジェルフォールが一瞬見えたときには、「うわーっ!」と船の中から歓声が上がりました。その後、滝に一番近い島に上陸して、ジャングルの中を歩くこと30分。目の前にエンジェルフォールが現れたときには、嬉しくなってしまい、ずっとその場を離れられずに1時間半も眺め続けてしまいました。最初に見たときは、周りに比較するものがなく、高さの感覚が掴めず「これで本当に979mもあるの?」と半信半疑になってしまったのですが、ちょうど観光用のセスナが通りかかり、その飛行機の大きさから、「やっぱり高いんだ!」と感じました。

いよいよ南米最後の観光地を終え、南米を出る日が近づいてきました。・・・後は、世界有数の犯罪発生地帯、ベネズエラのカラカスを無事抜けられることを祈るのみ!?です。

ボートに乗ってエンジェルフォールを目指す。
エンジェルフォールが見えてきた〜!
セスナから見たテプイ(テーブル状の山)。高さは1,000mもある。

 

   
 
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